ダイエット女子の強い味方、痩身エステ。今では全国にたくさんのサロンが展開され身近で利用しやすくなってきています。
しかし、痩身エステ後の食事の取り方を間違えると、せっかくの効果が台無しになる可能性があるので注意が必要です。
編集部
痩身エステを受けると、エステティシャンさんに「施術後〇時間は食べないでください」「食べ過ぎないでください」などと言われることがあります。
食事制限の必要性を説いているように見えますが、実はこれらの注意は痩身エステが終わってはじめての食事(1回目の食事)のことを差すのです。
痩身エステには様々な種類がありますが、どの痩身エステを受けても施術後の体にはある共通点があります。それは、「カロリーと水分を大量に消費する」ということ。
ヒトは一気に急激なカロリーを消費したり、水分が体からなくなると、それを補うために少しの食事や水分から栄養を体にドンドン取り入れようとします。そのため普段よりも栄養の吸収率が良くなり、とても太りやすくなるのです。
痩身エステの内容に限らず施術後の食事に気を付ける必要がありますが、特に注意が必要な施術は超音波や熱の力で脂肪細胞に働きかけるマシンによるものです。例としてキャビテーション施術やハイフ施術などが挙げられます。
これらの施術は体の脂肪細胞を一気に減らします。すると体は飢餓状態だと勘違いして、次に体に入ってきた食べ物の栄養を全て取り込もうとします。これは何日も食べていない状態でどか食いすると起こる「リバウンド現象」と同じことです。
編集部
痩身エステの後すぐはとてもカロリーを吸収しやすい状態になっているので、はじめての食事をとるまでは最低3時間空けるのが理想的です。
また、エステが終わる時間を食事の時間から離すようにしましょう。いつも食事をしている時間にエステが終わると、どうしてもお腹が空きます。夕食時間が18時だとしたら、15時に終わるように予約すれば食事のタイミングをずらす必要もありません。
また、昼食を12時にとるとすると、9時には施術を終えなくてはいけません。エステのオープン時間を考えると難しいので、その場合はカロリーの低いものを軽く口にするなどして空腹を防ぎましょう。休みの日であるなら昼食を遅らせるのがベストです。
例えば仕事後にエステへ直行して夜9時に施術が終わった場合、3時間空けた夜12時には食べていいことになります。
しかし、3時間空けたとしても食べてすぐ寝るのはNGです。食後30分から1時間で血糖値はピークになります。そのまま寝てしまうと、過剰なインスリンが出て脂肪を溜め込みやすくなるのです。
温かい飲みものなどでリラックスして寝てしまいましょう。どうしても食べたければサラダなどを少量で。その分、起きてからしっかりと朝ご飯を食べるのがオススメです。
大切な用事の当日、約束がある時間まで予定がなければ、エステで綺麗になってリフレッシュしてから行こう!と考えがちです。
しかし、家でとる食事なら食事の内容や量や時間などに気を付けることができますが、相手のいる食事だとそうもいきません。
エステ後から約束の時間まで3時間空けてあっても、相手の都合で予定が早まる可能性もあります。痩身エステは相手に合わせず自由に食事ができるタイミングで行くのがオススメです。
痩身エステ後の食事は時間帯だけではなく、その内容にも気を配らなくてはいけません。もちろんカロリーのとりすぎはダイエット中全般においてNGですが、痩身エステの後はただカロリーを低いものを食べれば良いという訳でもないのです。
痩身エステの後に摂取すべき栄養は大きく分けて2種類あります。
緑黄色野菜や果物をフレッシュジュースやスムージー、サラダなどにするのがオススメです。もちろん、スーパーやコンビニで購入できる市販のサラダ・野菜ジュースでも構いません。
痩身エステの後の栄養を吸収しやすい体を逆に利用しましょう。普段不足しがちな栄養素を摂ると、ダイエット効果だけではなく、美容や健康のためにもなります。サプリメントで補うのもありです。
タンパク質は豆腐やお肉、卵などで摂取できますが、カロリーの高いものも多いです。豆腐なら絹よりも糖質の低い木綿豆腐を。お肉は脂身の多い部分は控え、牛肉の赤身や鶏ささみ・鶏むね肉などを選びましょう。
調理方法も揚げるのではなく、脂を取り除きながら煮たり焼いたり工夫する必要があります。調理が面倒であれば、市販のプロテインバーやプロテインドリンクなどでもOKです。
痩身エステの後の食事で控えたい食べ物は以下の4つです。痩身エステの後の一回目の食事ではもちろん、午前に痩身エステを受けた場合は昼食・夕食ともに控えましょう。
これらは痩身エステ後に限らず太りやすい食べ物です。ご飯やパン、麺などは主食になるので、食べたい方も多いでしょうが、できれば当日は控えてください。どうしても食べたいという場合は、白米や白いパンではなく、玄米やライ麦パンなどを選ぶのがオススメです。
痩身エステでは、どの施術でもかなりの汗をかきます。痩身エステ後に、体重が2~3キロも減る方もいるくらい、体の水分がなくなります。ただでさえ空腹を我慢しなくてはならない時に、脱水症状が出ると危険です。水分はこまめにとるようにしましょう。
水分といっても甘いジュースや砂糖たっぷりのミルクコーヒーなどはカロリーが高いので食事をとるのと同じく太る原因になります。味の濃い飲み物は控えて、お水やお茶を飲むようにしましょう。
編集部
食事を消化するには、時間がかかります。食後すぐにエステを受けると、脂肪燃焼効果より消化機能の方に体が働いて効果が落ちることも。
また、エステ施術を受けると運動をするのと同じだけ体力を消耗します。食べてすぐに運動すると、お腹が痛くなったり気持ち悪くなったりしますが、エステでもそれと同様のことが起こるのです。
エステサロンによって食事を済ませてくる時間には幅がありますが、2時間以上空けるのがベストといえます。
痩身エステの前の食事では、脂肪燃焼を助ける効果のある食べ物を食べましょう。 施術との相乗効果で、より効率良く痩身できます。
痩身エステの前の食事では、このような食材を積極的に取り入れましょう。海藻や果物はフレッシュにサラダで、その他の食材は温かいスープにして食べるのがオススメです。
痩身エステの後は、血行が良くなって代謝があがりカロリーを多く消費した状態に。様々な体の働きは良くなり、むくみがとれスッキリと軽くなります。実はこの時に、軽い運動やマッサージをすると普段の倍以上ダイエット効果があがるのです。
編集部
痩身エステの後にサロンから自宅まで電車やバスを使わずに30分歩いたり、ウィンドウショッピングするなど。エスカレーターを使わず階段を使うのもオススメです。
エステから自宅へ帰る道のりで「ながら運動」するだけで、ジョギングやランニングと同じだけの効果が得られます。
エステの後はヨガ教室やスポーツジムにいってみるのもオススメです。また、痩身エステの後の入浴は、シャワーよりもお風呂がオススメ。ゆっくりと湯船に使ってリラックスしましょう。お風呂で温まった後は、簡単なセルフマッサージをするのも効果的です。
難しい食事制限や激しい運動をしなくても簡単にダイエットができる痩身エステ。高い効果がありますが、痩身エステを受けただけで満足して、暴飲暴食してしまっては全く意味がありません。
痩身エステの効果を無駄にせず、効果を最大限に発揮させる為には、痩身エステの後の自己意識が大切です。痩身エステの後の食事で気を付けたいポイントは以下の通りです。
痩身エステの後に気を付けなければならないことは、普段のダイエット生活でも同じです。毎日できない分、痩身エステに行った日はより高い効果を出すために頑張ってみましょう。
編集部