胸が小さいと悩んでいて、大きくすることだけを考えている方は多いです。ただ大きくするだけなら手っ取り早い解決方法はいくつかありますが、果たしてそれが本当に美乳と呼べるものなのか疑わしいもの。
そもそも美乳とはどんなバストのことを言うのか、浅井麗華さんに解説してもらいます!
大体の方がこの順番で変化を感じています。さらに、ここから感じられる効果は以下のように幅が広がっていきます。
未だにサイズアップという文字が見られませんが、ここからさらに乳トレを続けた女性がサイズアップの効果を得られるというわけです。「えぇー!?大きくなるのはそんな先なの!?」とガッカリした方。勘違いしないでください。
〝美乳〟とは、サイズさえ大きければいいわけではありません。上記の得られる結果を今一度見返してください。上記の結果なしに、ただサイズが大きいだけの乳房は魅力的ではありません。
ただ、心配は不要です。サイズアップまでが遠過ぎる訳ではありません。とにかく根気とマメさが必要になります。乳トレを始めて10日で1カップ上がった方もいますし、たったの1度でアンダーバストが5センチメートル減る方も数多くいます。しかし、それは一時的な効果に過ぎないです。
効果の出るスピードや体感は個人差があり一概には言えませんが、バストの状態を向上・美乳を維持するには、やはりコツコツが大事。「継続は力なり」ということを忘れないようにしましょう。
ここからは、バストに関する4つの誤解について説明していきます。
そんな都市伝説は信じないでくださいと言いたいところですが、あながち嘘とは言い切れないです。肝心なのは揉み方です!乳トレで大事なのは筋肉のコリにアプローチすること。
むやみやたらな強揉みは筋肉に無駄な負担がかかり、いわゆる揉み返しになってしまいますし、逆に皮膚表面に軽く触れるだけではコリは取れません。(パートナーが乳トレをマスターして揉んでくれたらベストではあります)
胸周りの筋肉の柔軟性を作ることができる運動は大賛成です!しかし、筋肉を動かすことで発生する疲労物質・乳酸をきちんと除去する整理体操やトリートメントとの併用がないと筋肉を硬くしてしまう可能性があります。
そして運動時に最も気を付けてほしいのが、バストの保護!乳房を支える天然のブラジャーとも呼ばれるクーパー靭帯は伸びたり切れたりしてしまうと、元に戻せず下垂の原因となります。
クーパー靭帯へは上下運動などの振動が負荷となるので、運動中にバストが揺れないようしっかりサポート下着を付けてあげることがマストです!
服を着た時だけ美しければ良いならOKですが、下着を取った時のギャップがあればあるほど体はブサイクに見えてしまいます。それは健康からも遠ざかっている証拠なので整体師としてはNOです。
地球には重力がありますから、二足歩行時に乳房にかかる負担をしっかり支えてくれるブラジャーはもちろん大事です。しかし、その土台の体が、筋肉が柔らかくて血液やリンパ液の循環が良く、健康なことはもっと大事です。乳トレと質の良い下着、両方でケアしていきましょう。
肩こりマッサージに年齢制限がないのと同じで、乳トレにも年齢制限は無いです!筋肉はいくつになっても使えば硬くなったり疲弊もしますし、ケアすれば柔らかく快適な状態に導けます。
ちなみに、私の母は58歳でAAカップから乳トレを始めて、2年後の60歳でCカップに成長できました!現在62歳ですが、乳トレをずっと続けているおかげで、以前は酷かった肩こりも無くなり、今ではDカップにも届きそうな勢いのバストのハリです。年齢はバストアップに関係ありません!
この事例からも分かるように、大事なのはとにかく「真面目にコツコツ」です。
普段の生活習慣もバストの状態を悪くする原因となります。美しいバストをキープするためには、下記3つの悪習慣は避けた方が良いです。
悪習慣1)カップ付きインナー
楽チンだからとブラをしない女性が増えています。バストの形がどうなってもいいのであれば、健康上では特に問題はないのでNGではありません。
しかし、ブラジャーは、「乳房は乳房」「体は体」と境界を分けてくれますし、バストの下垂を防ぐ一番の味方!美乳を維持したければ、きちんとブラジャーを付けることが必須です。
悪習慣2)ブラジャーを試着せずに買う
ブラジャーは、メーカーや素材で同じサイズでも胸へのフィット感はまったく異なるものです。必ず専門店でプロのフィッターさんに見てもらって購入しましょう。
悪習慣3)自分の裸姿を見ない
大きな姿見の前で全裸観察をしてみてください。これを日課にすると、日々刻々と変化する自分の体のラインに気付けます。
「こんなところに今までなかったお肉が!」「バストの横がすっきりしてきた!」と発見の毎日を楽しんで、より美意識向上を目指すようにしましょう。
海外に行った時などによく思うのですが、欧米人の体は厚みがあり、凹凸があってボリューミー。それに対して私たち日本人は凹凸が少なく平面的で、しかも体が薄い。
私が皆さんに目指して頂きたいのはハンガーのようなペラペラな2Dの体ではなく、トルソーのようにメリハリのある3Dの体です。