キャビテーションは“切らない脂肪吸引”と呼ばれています。お腹まわりのように脂肪がつきやすい部位に効果があるとされているエステサロンの施術なので、自己流でダイエットするよりも効率的に脂肪やセルライトを減らすことができます。
ただ、実際に「エステに行ってみよう!」と思ったときに気になるのは「効果は本当にあるのか」、「何回通うと痩せられるのか」ということではないでしょうか。
編集部
そこで、お腹のキャビテーションについての疑問を一挙に解決すべく調査しました!
エステサロンのキャビテーションは、脂肪細胞そのものを減らすことができる施術です。
編集部
まずは、お腹や腰、ウエストがどのような構造になっているのかを知り、キャビテーションがどのように効果をもたらしてくれるのかをご紹介します。
お腹には気づくとどんどんお肉がついてしまいます。この肉の正体は、ほとんどの場合脂肪です。
お腹まわりには骨がありませんので、内臓を守るために脂肪がつきやすくなっています。また、お腹には腹筋という筋肉がありますが、加齢や姿勢の悪さといった原因でこの筋肉がゆるむことによって、脂肪がつきやすくなる一因を作ります。
女性の腰回りは、骨盤で覆われています。この骨盤は、仕事や家事、姿勢、出産といった理由により、徐々にゆがんでいきます。
骨盤がゆがむと、内臓が正しい位置におさまらなくなるため、下半身がいびつに太って見えてしまったり、骨盤が開くことにより足の付け根の骨格もゆがみ、そのまわりについた脂肪が横に大きくせりだすという状態にもなってしまいます。
くびれのないウエスト太りも、実は骨盤が大きく影響しています。
女性の骨盤はもともと、子宮など大切な臓器を守る役目を果たす存在です。腰の項でも説明したとおり骨盤は悪い姿勢などが影響して徐々に開いてしまいます。
骨盤が開くと、支えられていた内臓は、正しい位置におさまらなくなってしまいます。内臓が下がることで、ウエストも太くなる原因を作ってしまうのです。骨盤のゆがみは、周辺の筋肉や脂肪の位置にズレを生じさせます。このことで血管やリンパ管は圧迫され、代謝が悪くなる原因を作ります。
お腹まわりが太ってしまう原因は、脂肪の増加だけではなく、内臓の下垂や骨盤のゆがみも該当します。
キャビテーションでは脂肪細胞そのものの数を減らすことができるので、リバウンドの心配もないうえに、施術後のリンパマッサージなどにより老廃物の排出も可能で、代謝を上げることも可能です。
加えてEMSなどの施術で筋肉そのものを鍛えれば、キュッと引き締まったくびれのあるウエストを手に入れることもできます。
自己流でダイエットを志しても、体重だけが減ってしまうなどなかなかバランスの良い体型を手に入れることができません。 エステサロンでは、カウンセリングを受けた上で効率的に美しいボディラインを目指せることが最大のメリットです。
キャビテーションはお腹やせにも効果があることが分かりましたが、何回通えば「痩せた」と思えるような効果を得られるのでしょうか?
編集部
実際に体験した方の口コミをもとに、部位別のキャビテーションの効果についてまとめました。
1回目 | 5回目 | 10回目 | |
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お腹 | ・お腹の肉が柔らかくなった ・1回でも1cmほど細くなった |
・2.5~4cm細くなった ・ボトムスのお腹まわりがゆるくなった |
・お腹がすっきり引っ込んだ ・体重が5~8kg落ちた ・おへそまわりがペタンコになった |
腰 | ・多少すっきりした ・1~2cm程度細くなった |
・腰回りを触ると脂肪が柔らかくなったのがわかった ・2cmほど痩せた |
・キャビテーションは皮下脂肪に効果があると言われていたので、だぶついていた腰回りがかなりすっきりした |
ウエスト | ・1.5~2cm細くなった ・キャビを当てた部分だけ平らに見えた |
・2.3~4cm細くなった ・痩せた?と聞かれた |
・5~7cm細くなった ・痩せただけでなく、しなやかなボディラインになれた |
たんぱく質 | ※5回コース |
※10回コース |
このように、キャビテーションは1回だけでも効果を実感することのできる施術です。
5回キャビテーションを受けると、それぞれの部位は大体2~4センチメートルまで細くなることができます。10回受けることによって、もともと体型がぽっちゃりとしている方でも、ウエストなどはマイナス5センチメートル以上とかなり細くなり、くびれも実感することが可能です。
また、エステサロンのスタッフが勧めるキャビテーションに通う頻度については、その効果が2~3日前後は持続するため、1週間に1、2回程度の施術が好ましいとのことでした。
また、同じくスタッフの方によると、キャビテーションに通う期間は「全10回程度は継続して通ってほしい」としています。体質の改善に2カ月程度かかることが根底にあるからです。
おおよそのエステサロンにおいては、キャビテーションを含んだコースの設定に全10回~13回の施術回数を見込んでいて、体験談を寄せてくれた方々もだいたい10~20回で契約をされていました。
エステサロンのカウンセリングで勧められる回数や頻度は、身体の体質改善のサイクルや施術の効果などの理にかなっていて、信頼できる内容です。
効率よくキャビテーションの効果を高めていくためにも、納得のいくまで相談して、自分に合った金額や内容で契約するようにしましょう。
編集部
ここからは、お腹やせのためにキャビテーションを実際に体験した方の貴重な口コミをご紹介します。お腹やせは思うようにできたのでしょうか。副作用などはなかったのでしょうか?
私の通ったエステサロンでは、キャビテーションだけでなくラジオ波やリンパマッサージなど脂肪の状態に合う施術を組み合わせてくれたので、確実に的確にきれいになれました。
自己流で腹筋などをやるよりも、絶対楽に痩せられます。何をやっても落ちなかったお腹まわりの脂肪が落とせたので大満足です。自分で揉みだしをしていたときはただ単に脂肪が別の場所に移動しているだけだったので…。
新人のエステティシャンのときにだけ、キーンと金属音が体内からする感じがして苦手だった。ただ、痩せられるならと思って我慢しました。
お腹まわりのキャビテーションでは、実際の数値にも痩せた変化が見られることが多く、「かなり効果を実感できた」という良い意見が多数ありました。
かわって悪い口コミでは、スタッフによっては施術の際の金属音が気になるという意見が寄せられました。スタッフの技術によってキャビテーションで感じる金属音の気になる程度が変わるようです。
どうしても我慢できないほどになった場合は、遠慮せずにすぐにスタッフに申し出て、きちんと解決してもらうようにしましょう。
お腹まわりにあてるキャビテーションは、その効果も非常に高いことがわかりましたが、副作用などは無いのでしょうか。
編集部
痛みや副作用、施術後のお腹の調子などキャビテーションにまつわるさまざまな疑問について、紹介していきます。
「キャビテーションの施術はぐいぐい押される感じなのかなと構えていたら、大変心地よく、逆に効果があるのかはじめは疑問に思った」という意見も寄せられました。
キャビテーション後はお腹がすくという噂は本当なのでしょうか?
キャビテーションでは脂肪細胞が破壊されます。その後、乳化した脂肪細胞がリンパ液などをとおって体外へ排出されるようマッサージなどを行うことが多くなります。キャビテーション後には代謝そのものが良くなっている可能性があり、カロリーを吸収しやすい状態となっています。
このようなときに空腹に耐えかねて脂っこいものなどを食べてしまうと、いつもより吸収されるカロリーが多くなり、キャビテーションの効果が薄れてしまいます。
サロンのスタッフからは、施術後の注意点として食事のとり方についてもアドバイスがあるはずですが、施術後2時間は食事を避けたほうが賢明です。
また、シーズラボのコラムによると、キャビテーションの施術後は、3日程度通常よりも代謝が高まります。温かい飲み物を多めに飲む、入浴時は湯船につかって身体を温めるなど代謝を促す工夫も忘れずにしましょう。
キャビテーションをはじめとして、効果の出方や施術後の感想には個人差がつきものですが、キャビテーションを当てたあとは、ガスや水分が腹部に溜まり、お腹の張りを感じた方もいるようです。 ただ、このような症状も一晩たつと自然に解消します。
この他にも、もしキャビテーション後に不安なことや心配なことができた場合は、自分だけで解決しようとせずに、エステサロンに相談・連絡して的確なアドバイスを受けることをおすすめします。
お腹まわりのキャビネーションは、腰などの周辺も重点的に行ってくれることが多いため、効果の範囲は広くなります。
キャビテーションの施術は痛みがないうえ適度な温度がとても心地よく、固まっていたセルライトなどの脂肪をじっくりと柔らかくしていくため、かなり効果を実感できます。
また、エステサロンでは、お腹まわりのキャビテーション施術だけにとどまらず、エステティシャンによるプロのマッサージがセットになるなど、効果がきちんと実感できるように工夫されています。
編集部
お腹まわりのキャビテーションは、ある程度の回数をこなすことで大きな変化を得られます。一度痩せたらリバウンドしにくいキャビテーションの施術を、あなたもぜひ検討してみてください。