痩身エステでキャビテーションを受けたら、あざができてしまった方。キャビテーションであざが出来たという話を聞いた方。「キャビテーションって大丈夫なの?」、「事故やミスではないの?」と心配になるかと思います。
編集部
キャビテーションとは、切らない脂肪吸引とも言われるダイエット効果の高い痩身エステの施術のこと。
近年、多くのエステサロンでも取り入れられている為、キャビテーションの経験がある方や、これからキャビテーションに通おうと考えている方も多いです。
しかし、インターネットの痩身エステについての口コミやダイエットについての掲示板などでは、こんな口コミが後を絶ちません。
このような口コミばかりだと、キャビテーションをして良いものか不安になります。
しかし、結論から言うと、基本的にキャビテーションの超音波であざができることはありません!ある可能性と言えば、施術内容によるものではなく、キャビテーションのマシンヘッドをエステティシャンが強く押し当てすぎて内出血する位ですが、そのような施術を行うエステは稀です。
仮にサロンの方針で、マッサージのためにグリグリとマシンヘッドを押し当てる方法をとられていれば、事前に「内出血がおこりますが心配しないで下さい」などと説明があるはずです。
「あざはキャビテーション施術における副作用である」、「キャビテーションは体に悪い」などと言うのはネット特有の嘘だと言えます。まず、キャビテーションが体に悪いということはありませんので、安心してください。
編集部
痩身エステというのは、より高いダイエット効果を出すために色々な施術を組み合わせて一つのコースが作られています。
キャビテーションも同様で、「キャビテーションコース」などと一口にいっても中身はサロンによって様々。ハンドマッサージや、EMS、ラジオ波、サウナなど多くの施術を一緒に受けることになります。
そのため「キャビテーション(コース)を受けたらあざが出来た!」という方は、キャビテーションと一緒に受けた他の施術が原因となっていることが可能性として挙げられます。
キャビテーションのようなマシンによる痩身エステに組み合わせられることの多いハンドマッサージ。
施術を行うエステティシャンにより力加減がかなり異なります。より効果的なマッサージをしようとセルライトをゴリゴリと潰すように力を入れて頑張ってくれるエステティシャンに当たると、あざが出来ることがあります。
また、通常のマッサージは指全体や手のひら全体を使い行いますが、指先だけで行うとピンポイントで力が加わるため毛細血管が切れて内出血を起こしてしまいます。 新人さんや、単にマッサージの下手な人に当たってしまうと、あざが多く出来てしまうこともあります。
ラジオ波マシンとキャビテーションは相性が抜群の組み合わせですので、両方を同じコースで行っているエステサロンはとても多いです。
ラジオ波マシンには、キャビテーションで分解した脂肪や老廃物の排出を、体内を暖めることにより助けるという効果があります。施術自体は、電磁波が出るマシンを肌に当てるというキャビテーションと似通った内容です。
しかし、キャビテーションと異なるのは、ラジオ波マシン特有のヘッド(肌に当てる部分)の形です。ラジオ波マシンのヘッドは平らではなく、ゴツゴツした形のものが多くなっています。少しの圧をかけてヘッドを肌に押し当てた場合に内出血やあざになってしまうのです。
特にあざが出来やすいのはトライボーラー式のものになります。
セルライトを潰しながら吸引するローラータイプのマシンも内出血が起こりやすいです。特にリンパドレナージュや引き締めエステに使われることの多いバキュームはあざになりやすいです。
注意したいのは「バキューム」という名前はあまり良い印象を与えないため、違う名前を使っているサロンが多い点です。名前は違っても吸引するタイプの施術は内出血しやすいと覚えておきましょう。
ハンドマッサージは、人の手で行うので、強く力をいれた部分があざになることが多く、あざの濃さや広さは均等になりません。マシンでの施術は、同じ力加減になりますので、広範囲に均等な濃さのあざが出来ることがあり厄介です。
ほとんどのエステサロンでは、キャビテーションが出来ない箇所というのが決まっています。
大手サロンでは、どのエステティシャンが担当になっても禁止されているため、その部位への施術は出来ません。
個人のエステサロンでは施術をしているところもありますが、その場合はあざが出来たり、トラブルの元となりますのできちんと自身で確認しましょう。
エステの施術であざができやすい箇所
前述したエステのハンドマッサージやラジオ波などのあざが出来やすい施術を受けると、主にあざが目立つのは、このような箇所になります。出来たばかりのセルライトは、皮膚をひねったりしなければ出てきませんが、何もしない状態でもセルライトの凸凹が見える箇所は、とてもあざが出来やすいです。
セルライトが沢山ついた箇所というのは、セルライトで詰まりが起きやすく、リンパや血液の流れが悪血管障害を起こしやすいです。栄養が毛細血管まで行き届かなくなると、血管の壁がもろくなり、外から圧力(マッサージなど)を受けただけで毛細血管が切れてしまい、あざや内出血になるのです。
キャビテーションがオススメできない体のパーツ一覧
具体的には、頭・首・肩・脇の下・手の甲・ひじ下・ひざ周り・足首など、触ってみて骨が当たって固い、お肉の少ない箇所です。大手サロンでは、皮下脂肪が2.5センチ以上ついていなければならないなど、決まりを設けております。
エステで内出血による多少のあざが出来てしまうのは、ダイエット効果と引き換えに仕方がないこととも言えます。しかし、エステに行く前に少しだけ気を付ければ、あざが出来る前に対処できたり、あざが出来にくくすることができます。
身体が冷えていると、血の流れが悪くなり皮膚の上からの圧迫などで毛細血管が切れやすくなります。身体を温めて、血行を良くしておけば、内出血防止につながりあざができにくかったり、治りの良い体質になります。
女性は特に冷え性の方が多いですが、冷え性を改善すれば代謝が上がり痩せやすい身体になりますので一石二鳥です。冷え性を改善する方法としては、冷たい飲み物ばかり飲まず白湯や温かいお茶などを飲むようにしたり、お風呂上がりにマッサージやストレッチをするだけでも変わってきます。
編集部
キャビテーションをはじめとする痩身エステの施術は、我慢できないほど辛い痛みは伴いません。「痛くて効くハンドマッサージ!」など銘打っているものも施術によってはありますが、ストレスを感じるほど我慢できない痛みは遠慮せずにエステティシャンに伝えましょう。
痩身エステがはじめての方にありがちなのが、一般的であると思い込み、痛みを我慢してしまうことです。痛みの感じ方に個人差があるように、皮膚や脂肪の厚みによってあざが出来やすい方もいるので我慢は禁物です。
前回の施術であざが出来た方は、二回目以降の施術を受ける際に、担当してくれるスタッフさんにその旨をきちんと伝えましょう。「もう治ったから伝えなくていいや」となにも言わなければ、前回の施術に問題がなかったとみなされて、同じ力加減や出力での施術が行われてしまいます。
また、あざが出来やすい体質であったり、傷の治りが遅い体質であるなど、気になることがあれば施術前にひとこと言っておくと良いでしょう。
メニューを変更したり、力加減や出力を弱めてくれたりと対処をしてくれます。
キャビテーションであざができるのはとても稀なことで、他の施術によってできるあざもほとんどが肌を圧迫されたことによる軽い内出血です。大きなトラブルではないので心配いりません。しかし、痩身エステであざができたり、施術によるトラブルを避けるためには自身で気を付ける必要があります。
・普段より血行を良くすることを心掛けあざや傷のできにくい身体を作ること
・痩身エステの施術による痛みを我慢しないこと
・信頼できるエステサロンを選ぶこと
せっかくエステサロンに通ってダイエットをするのであれば、あざや傷もない綺麗な身体を目指しましょう!