キャビテーションは切らない脂肪吸引と呼ばれ、今やエステサロンで人気の施術となっています。脂肪の多い太ももやお腹まわりに効果があるとされていますが、顔痩せのためにキャビテーションを導入しているエステサロンがあります。
編集部
キャビテーションは、脂肪がついて太ってしまったおなか周りや、セルライトのついた太ももに特殊な超音波をあてることで、脂肪細胞やセルライトを破壊するエステサロンで人気の施術メニューです。
キャビテーションによる施術は、体の中でも比較的面積が広いお腹まわりや太ももの部分痩せに効果を発揮します。キャビテーションは脂肪やセルライトがつきやすい部位に行う施術であるため、基本的には脂肪がつきにくい顔には使えません。
しかし、超音波の出力を顔用に調整できるキャビテーションを導入しているエステサロンもあります。
編集部
キャビテーションによる顔痩せエステは、顔用の特殊な出力波数をもったキャビテーション施術によって顔の脂肪細胞を破壊することができます。キャビテーションで顔の脂肪が減ることによってすっきりとしたフェイスラインを手に入れることができます。
また、キャビテーションによって顔の血行や血流が良くなるため、むくみが解消したり、肌のくすみもとれます。キャビテーションは顔のたるみも改善するリフトアップ効果も見込めるため、全体的に小顔になる効果が期待できます。
さらに、顔へのキャビテーション施術後には、溶け出た脂肪細胞を老廃物として体外へ排出するためのリンパマッサージや、皮膚のたるみを改善するためのリフトアップの施術を併用すると効果がアップします。これは溶解した脂肪細胞がリンパを通って肝臓に届き、老廃物とエネルギーに分解され、体外へ排出される働きを補ってくれるからです。
キャビテーションでの超音波照射と、キャビテーション施術後のリンパマッサージによる相乗効果もあり、フェイシャルエステとしてキャビテーションの施術を設けているサロンでは、顔のキャビテーションは1回の施術でも効果を実感できます。
編集部
顔へのキャビテーション施術後に、バイオニックセルサーを利用しても問題はないのでしょうか。
バイオニックセルサーとは、医療現場で傷跡などの修復を目的として開発された治療方法の一種です。皮膚には、一番外側に角質層があり、角質層は酸性でできていますが、そのすぐ下にある顆粒層と呼ばれる部分はアルカリ性でできています。
このように皮膚の2つの層はまったく別の成分でできているため、傷ついたお肌の部分へ有効成分をそのまま塗ったりしただけでは、お肌の奥深くまで浸透しません。
バイオニックセルサーは微弱な電流を流すことで有効成分を肌の深部まで届け、肌の細胞の働きを活性化します。バイオニックセルサーによってターンオーバーと呼ばれる肌の生まれ変わりのサイクルがより促され、皮膚の修復に効果をもたらすのです。
バイオニックセルサーにはこのような効果があり、顔へのキャビテーション施術後にバイオニックセルサーを受けたとしても、それぞれ効果が違うので効果を互いに打ち消したり、肌や体への悪い影響はありません。
しかし、キャビテーションのみでも顔の血行が良くなり、肌のハリが取り戻せるなどの効果があります。キャビテーションとバイオニックセルサーの併用で小顔効果や美肌効果はどの程度なのかを、エステサロンのスタッフに一度相談してみましょう。
キャビテーションをボディで施術する際は、特に副作用は認められていませんが、顔にキャビテーションを使用する場合は、副作用の心配はないのでしょうか。
特殊な超音波で脂肪細胞を破壊するキャビテーションですが、このキャビテーションの超音波は体内の骨に伝わり、骨伝導を経て耳に「キーン」という金属音が到達します。
特に頭や耳に近い部位である顔の施術をするときは、骨伝導音が頭蓋骨に響くので、その音がより敏感に感じられるかもしれません。
ただし、顔専用のキャビテーション機器は、超音波の波数も弱く骨伝導の音も小さく設定されていたり、プローブも金属のものではなくシリコン製のものを利用したりするなど、さまざまな面で配慮されています。
顔はデリケートな部分であるだけに、エステサロンでの顔へのキャビテーション施術時の配慮は利用者にとって安心して施術を受けられる、選択する際の判断材料になるのではないでしょうか。
顔のキャビテーション施術を受けるなら、キャビテーション機器の種類や施術時の負担や配慮を判断材料にするのがおすすめです。
顔にも使用できるキャビテーションを導入しているエステサロンは少ないのが現状ですが、その中から顔そのものや小顔矯正とボディのキャビテーション施術を組み合わせたメニューがおすすめのエステサロン2社を紹介します。
ロミロミというオイルを使って全身に施すマッサージ技術を本場で学んだハワイアンセラピスト・ディプロマ資格者が本格的に施術をしてくれるNANALA。このエステサロンでは顔専用のアタッチメントを利用した小顔キャビテーションを受けることができます。
クレンジング→トーニング→肌パック→キャビテーション(顔~デコルテ)→マッサージ(顔~背中)→肌別パック→仕上げ
キャビテーションマシンとハンドの組み合わせで小顔・ハリ肌・美肌を叶えます。鎖骨までスッキリさせ、肌別パックを2回使用する贅沢コースです。
プラス千円でなりたい肌の状態から選べる美白ケア・角質ケア・毛穴ケア・ニキビケア・保湿ケア等のスペシャルパックも可能です。
blanche(ブランシェ)は、エステアワードを受賞した熟練エステシャンが運営するプライベートサロン。blanche(ブランシェ)はテレビでも紹介されたことがある“キャビフル“という名前のマシンを用いた痩身トリートメントが有名です。
背骨の矯正や骨盤矯正、背中のキャビテーションもしくは高品質オイルでのデトックス矯正をプラスした小顔矯正コース。顔のリフトUP効果だけではなく、疲労回復効果や痩身効果が高いため、顔痩せしたい人以外にもおすすめです。
通常、キャビテーションのメニューでは、ラジオ波→キャビテーション→マッサージというコースがポピュラーですが、blanche(ブランシェ)公式サイトによると、キャビフルでは深部を加熱して代謝を上げるラジオ波と、脂肪細胞やセルライトを壊すキャビテーションを同時出力でかけていくため、より効果を実感できます。
blanche(ブランシェ)のキャビテーションコースの施術回数は6回を1クールとしていて、週に1度通ったとしても施術期間は1カ月半もかからないので、早く痩せたいという人におすすめです。
編集部
顔が大きいのが昔からの悩みでした。美容整形は怖かったので他に顔を小さくする方法がないかネットで探したところ顔のキャビテーションを知りました。私の行ったエステサロンは、心配していた金属音もあまり気にならない範囲で我慢できましたし、何よりも1回受けただけで顔がすっきり引き締まって見えて驚きました。
(MOKE 女性 43歳)
顔用のキャビテーションがあるサロンを見つけたので、行ってみました。もともとむくみやすいし皮膚にハリがなくてくすみがちだったのですが、ラジオ波とリフトアップもセットだったので、血行もよくなったためか、つやつやの小顔になれました。
(チロ 女性 24歳)
もともと太もものセルライトがひどくキャビテーションを受けていて、とても効果があったので、小顔になりたくて顔のキャビテーションも受けてみました。でも下半身ほどすぐにわかる効果が得られませんでした。
(ぷりん 女性 34歳)
顔のキャビテーションについて、良い口コミでは1日で効果が見られた方もいたようです。また、超音波をあてることで顔の血行が良くなる効果もあり、顔色が明るくなるという変化が見られた方もいました。一方、顔へのキャビテーション施術を受けた人の悪い口コミでは、顔が思うようには痩せなかったという人も。
確かにキャビテーションはヒップや太ももに固くついてしまった脂肪やセルライトには、脂肪細胞やセルライトを破壊することでより効果を実感しやすいのですが、顔では脂肪がついたとしても頬やあごという限られた部位になります。
そのため、思うようなキャビテーションの顔痩せ効果を実感できなかったという感想になったと考えられます。
編集部
顔のキャビテーションについて、どのような効果が得られるか、また、副作用の心配があるかについて詳しく紹介しました。脂肪細胞に特殊な波数の超音波をあてることで細胞そのものを破壊し、リバウンドの心配がないキャビテーションは、お腹周りや下半身といった脂肪の多い部位で比較的効果を実感しやすい痩身施術です。
キャビテーションは痛みもダウンタイムもないことが最大のメリットですが、あまり脂肪がない顔へのキャビテーション施術は、施術を行えるエステサロンが少ないことや卓越した技術を備えたエステティシャンの絶対数が少ないこともあり、積極的にはおすすめできるケア方法ではありません。
できれば、おすすめしたリンパマッサージ、RF波(ラジオ波)といったフェイシャルエステのコースを利用するか、小顔効果が期待できる家庭用痩身機器を使用して顔痩せを目指してみてはいかがでしょうか。
編集部