近年、最も注目されている痩身方法といえば、キャビテーションではないでしょうか?一度ついてしまうと落としにくいセルライトも、キャビテーションなら溶かして排出できると言われています。
キャビテーションを目玉にしているエステサロンは多いですが、家電量販店に行けば自宅用キャビテーションマシンを手に入れる事もできます。
編集部
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キャビテーション(cavutauion)は日本語で「空洞化現象」という意味です。キャビテーションは特殊な超音波で脂肪細胞を振動させ、空洞化現象を起こして破壊します。
破壊した脂肪を代謝で体の外へ排出することで痩身へと導きます。「切らない脂肪吸引」とも言われます。
「痩身エステ」で検索をするとキャビテーションという言葉が必ずヒットします。痩せるための施術がたくさんある中で、なぜこれ程までにキャビテーションが人気なのでしょうか?
従来の痩身術では落としにくい脂肪であったセルライトにも効果的であること、痛くないことが理由です。ハンドや吸引マシンではセルライトを落とすのが難しかったり、痛みを伴ったり、アザが残ったりしました。
しかしキャビテーションでは多少音はするものの、痛みも跡もなくメリハリのきいたボディメイクが可能となるのです。
編集部
自宅用キャビテーションと業務用キャビテーションの大きな違いは周波数です。自宅用キャビテーションの周波数が300~3000キロヘルツなのに対して業務用キャビテーションは25~40キロヘルツです。
超音波の場合、周波数が小さければ小さい程パワーが大きくなり、体の奥の脂肪に振動が届きます。つまり自宅用キャビテーションは業務用の物に比べてパワーが小さく、体の浅い部分にある脂肪にしか働きかけをしないのです。
しかし、自宅用キャビテーションでも頻繁に適切なケアをすることで、ボディメイクが可能となります。短期戦ならばエステサロン、長期戦で取り組むのならば自宅用キャビテーションがおすすめです。
エステサロンでキャビテーションを受ける場合、エステサロンに予約を入れ、予約の日時にエステサロンまで行かなければなりません。
エステサロンによってはなかなか予約が取れないかもしれませんし、予約を取ったとしても急用が入ってしまうこともあるでしょう。予約をキャンセルしたり、振り替えたりする必要が出てきます。場合によってはキャンセル料が発生してしまうなんてことも。
また、エステサロンに行くまでが面倒だと感じることもあるかもしれません。一方で、自宅用のキャビテーションならばいつでも好きな時に自宅でエステができます。早く帰った日や気合の入る予定の前日、暇な休日などにマシンを取り出せば痩身ケアを気軽に可能です!
キャビテーションは繰り返すことによって効果が上がったり、持続したりします。忙しい人や予約や外出が面倒な人は自宅用のキャビテーションがおすすめです。
エステサロンでキャビテーションを受ける場合、1回1~3万円程度かかります。また、メニューによっては、お尻、脚など特定の部位しか施術をしてくれません。施術の部位を増やそうとするとオプション料金がかかり、全身の施術ともなればかなりの金額が必要となります。
一方、自宅用キャビテーションは5万円前後で購入でき、ランニングコストも電気代と数千円のジェルだけ。そして脂肪が気になる部分、全てをケアすることが可能です。自宅用キャビテーションの方が圧倒的に経済的と言えます。
また、エステサロンに行くお金がないからとエステサロンへの脚が遠のいてしまい、キャビテーションを受ける間隔が空いてしまうとせっかくの痩身効果が存分に発揮されなくなってしまいます。
当たり前ですがエステサロンへ行くと全て至れり尽くせりです。自分がするべきことは服の着脱とスタッフの方からの質問に答えることくらい。寝そべっているだけで施術を受けられ、さらに痩身効果がアップするアドバイスまで受けられます。
逆に、自宅用のキャビテーションを使う場合は全て自分で行わなければなりません。1人では背中の施術は難しいです。また、キャビテーションはただマシンを肌に当たればいいと言うものではありません。
キャビテーション自体は超音波による振動を脂肪に伝えているだけです。あらかじめ脂肪細胞を破壊させやすくするために体を温めたり、破壊された脂肪を体外に排出するためにマッサージを行ったりしないと効果が得られません。
面倒だと感じてしまうと自宅用キャビテーションを持っている意味が半減してしまいます。
編集部
先述したとおり、低い周波数ほどマシンとしてのパワーがあります。安い自宅用キャビテーションの中には低い周波数が出力できないものもあり、痩身効果をあまり期待できません。値段だけでなく、周波数も必ずチェックしてください。
キャビテーションは自分で持って体の気になる部分に押し当てて使います。重いと使い勝手が悪くなってしまうので、非力な女性でもストレスなく使うことができる300グラム以下のものがおすすめです。
防水性があるキャビテーションならば入浴中にケアができます。入浴中ならば服を脱いでいますし、体も温まっているのでケアしやすいうえ、ジェルも洗い流しやすいです。ほとんどの自宅用キャビテーションは防水対応ですが、一部そうではないものもあるので確認を忘れないようにしましょう。
RF波(ラジオ波)の機能がある場合、キャビテーションをする前にあらかじめ脂肪を温めて効果を上げやすくすることが出来ます。ただし、お風呂で使うことが前提ならば必須の機能ではありません。
また、EMSは振動を与えて代謝を上げ、インナーマッスルを鍛える機能です。脂肪をただ除去するだけでなく、メリハリボディを作ることが1つのマシンで可能となります。日頃運動不足の人や代謝を上げたい人などにおすすめの機能です。
赤色LEDは美肌に欠かせないコラーゲンを作る繊維芽細胞を刺激すると言われています。痩せるだけでなく、美肌やたるみの引き締めを同時にしたいという人におすすめです。
青色LEDは殺菌効果があると言われています。ニキビや肌のざらつきに悩んでいる人におすすめです。キャビテーションマシンとしてだけでなく、美顔器としても併用できます。
肌に当てる部位、ヘッドが大きい場合はお腹や背中、脚など面積が広い場所をケアするのに便利です。一方で、小さいヘッドは顔や二の腕、お尻などの部分をケアするときに小回りが利いて使用しやすいです。
キャビテーションで体のどこを重点的にケアしたいのかによって適したヘッドの形状を選んでください。できれば実物を実際に持ってみてから購入を決めるのがおすすめです。
自宅用キャビテーションは業務用のものと比べてパワーが劣るのでエステサロンのような即効性は期待できません。
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バターやマーガリンなどがそうであるように、脂肪は温めた方が柔らかくなります。脂肪を温め、柔らかくした状態で低周波による刺激を与えた方が痩身効果が出やすくなるのです。
エステサロンでは室温を上げたりRF波を当てたりして脂肪を温めて柔らかくします。家庭でキャビテーションをする場合におすすめなのがお風呂です。気をつけたいのが、キャビテーションの後に体を冷やさないこと。
お風呂上りの冷たい飲み物はとても美味しいですが、ここで体を冷やしてしまうとせっかくほぐれた脂肪が再び冷え固まってしまい、体外へと排出しにくくなってしまいます。お風呂上りの水分補給は大切ですが、白湯や常温の飲み物など、体を冷やさない物を摂るように心がけましょう。
キャビテーションはあくまで脂肪細胞の破壊を行うための道具。痩身を成功に導くためにはこの破壊された脂肪を体外に排出する必要があります。キャビテーションの後はマッサージをして「流す」作業が必須です。
エステサロンで施術を受ける場合はキャビテーションそのものよりも終わった後のハンドマッサージのほうに時間をかけている場合も珍しくありません。手脚は末端から付け根に向かって、胸は鎖骨や胸の間から脇に向かって、お腹は脚の付け根に向かって、背中は脇に向かって、お尻は横に向かって押し流すようにマッサージをしましょう。
リンパの流れを意識して行うのがコツです。このほか、ストレッチや軽い運動なども効果があります。逆に塩分や糖分の多い食事をしたり、アルコールを摂取したり、立ちっぱなしや座りっぱなしだとむくんでしまい、リンパの流れが悪くなってしまいます。
キャビテーションは1回やればいいと言うものではありません。定期的に行うことで、よりよい効果が得られます。キャビテーションのマシンを持っているだけでは痩せられません。奥に仕舞いこまず、定期的に使うようにしましょう。
キャビテーションで破壊された脂肪は肝臓で分解されます。肝臓が十分に機能しないと痩身効果が得られないばかりか、体調を崩してしまいます。肝臓が弱かったり持病があったりする人はキャビテーションの使用は辞めましょう。
また、服薬中や体調が悪い時にはキャビテーションはできません。健康な人もキャビテーション後にお酒を飲んだり脂肪分の多い食事を摂ったりすると、肝臓に過剰な負担がかかってしまうので気を付けてください。
キャビテーションはどんな人でも痩せさせることのできる魔法の道具ではありません。痩身をキャビテーションだけに頼りきらず、普段の生活を見直しましょう。脂肪を破壊していく側から脂肪を食べ込むようなハイカロリーの食事をしていては、いつまで経っても痩せることはできません。
筋肉量を増やし、基礎代謝を上げることで脂肪が付きにくい体質へとなっていきます。運動そのものも消費カロリー向上に一役買ってくれます。キャビテーションの中にはEMS機能が付随している物もあるので、キャビテーション後の仕上げに行うのがおすすめです。ただし、やり過ぎると筋肉痛が生じる場合もあるので、気を付けてください。
自宅用キャビテーションがあれば自宅でいつでもケアができ、便利で経済的です。しかし、自宅用キャビテーションは業務用の物に比べてパワー不足なのは否めません。
ただ、自宅用では痩せられないと諦めるのは早いです!自分に合ったキャビテーションマシンを選び、こまめなケアをすることで理想のボディが手に入ります。
体を温めた状態でキャビテーションを行い、キャビテーションの後はマッサージを必ずして脂肪の排出を促すのが大切です。
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