日頃からダイエットを意識していても、簡単に痩せられる部位となかなか痩せられない部位が脚です。自分の努力でなかなか脂肪が落ちないなら、キャビテーションで脚痩せに挑戦するのも一つの手です。
編集部
下半身をなんとかしたい、という悩みは女性の永遠のテーマですが、効率よく、ラクに、下半身の頑固なセルライトを落とすことを考えるのであれば、キャビテーションによる部分痩せを検討することをおすすめします。
編集部
下半身はいうまでもなく、常に上半身の重みを支えています。実は、あまり知られていませんが、上半身と下半身では筋肉量が3:7くらい違います。
上半身の筋肉量を増やそうと、上半身ばかりトレーニングしている人が時折いますが、なかなかうまく筋肉がつかないのは下半身を疎かにするからです。下半身という土台をしっかり鍛えて初めて、上半身に筋肉が乗ってくるのです。
また、ダイエットの際にも同様の現象が起きます。食事制限を取り入れ、定期的に有酸素運動を行っているにも関わらず、上半身ばかり痩せてくるのは、それだけ下半身という土台がしっかりしているのが原因です。だからこそ下半身の脂肪だけにスポットをあてられるキャビテーションが有効なのです。
人間の体は本当にうまくできていて、いつも上半身の重みを支えていることで下半身は自然と筋トレをしている状態となります。下半身の筋肉が適切に身についた結果、太ももの大腿四頭筋は膝関節を膝痛から守り、基礎代謝を上げることで免疫力も上昇させるのです。
また、ふくらはぎはポンプの役割を担うことが可能となり、心臓から送り出されて足先まで流れてきた血液を重力に逆らって再び心臓へと送り返すことができるのです。ふくらはぎは別名、第二の心臓とも呼ばれており、筋肉量が極端に少なくなってしまうと、健康寿命にも影響がでかねません。
下半身の太さを気にしてキャビテーションを受けにくる人の多くは、10代の学生時代に相当量の運動を経験しています。十分な運動で身についた足の筋肉太りは、運動では落ちないのです。
一方で歳を重ねることで代謝が落ち、減少した筋肉の隙間に脂肪が入り込むという現象が発生します。すき間の脂肪なので、やはり運動効果が出にくいという困った特徴があるのです。
編集部
キャビテーション施術の特徴は、専用の機材を用いて超音波を脂肪に当てることで、脂肪細胞の内側で空洞現象を起こさせる点にあります。空洞現象が起きた脂肪細胞内では、無数の小さな気泡が生まれては弾け、脂肪細胞膜を破壊します。
結果、脂肪は体内でドロドロに乳化した状態となり、リンパ管を流れて最終的に体外へ排出されます。ですから、同じく下半身のマッサージを行うなら、キャビテーションを行ってからマッサージした方が、はるかに効率よく脚痩せすることが期待できます。
また、キャビテーションは脂肪の層が厚い部位の方が威力を発揮しやすいので、手っ取り早く脚痩せを目指すなら、ふくらはぎよりも太ももを中心にキャビテーションを行うのも有効です。
太ももはポッコリお腹に続いて、女性がダイエットで痩せたい部位ランキングの上位に位置しています。太ももは脂肪がつきやすい上に、他の部位よりも脂肪がついたときに見栄えが悪くなるためと考えられます。
年齢を重ねるごとに、身体のあちこちに思い通りにならない部分が増えていきます。以前なら少し運動すれば落ちた脂肪も、歳と共にいつのまにか頑固なセルライトになったりしていませんか。
キャビテーションのメリットの一つとして、セルライト除去があります。セルライトは脂肪細胞に老廃物が結合して固くなったものですが、体の繊維と結びつくことで、運動では落ちにくいのが難点です。
しかし、キャビテーション施術であれば、特にヒップや太ももに目立ちやすく、自力で解消するのが簡単ではないセルライトにも有効なのが嬉しいところです。
でこぼこしているガンコなセルライトは放置しておくとますます固くなり、セルライトの重みがお尻のたるみの原因にもなるので、早く無くしてしまうのが正解です。キャビテーションで脚痩せを狙うのは、実に理にかなった方法であると言えます。
編集部
以下はあくまで平均的な目安だとあらかじめご理解ください。痩身(そうしん)エステやエステサロンでの成果は個人差が非常に大きいものです。ある人が初回だけではっきりと効果が出ても、別の人は何回もキャビテーション施術を受けて、ようやく実感を得られるということもあるのです。
また、キャビテーションは施術後の数日間の過ごし方で効果に差が大きく出てきます。キャビテーション機器で超音波を脂肪に当てた結果、施術後の2日間は脂肪が燃焼しやすい状態になっているからです。
一番いいのは、施術後の2日間で適度に有酸素運動を行い、食事も不摂生せずバランス良く摂り、ゆっくり入浴し、しっかりセルフマッサージをして、たくさん睡眠時間とるのが、キャビテーションの効率を最大化します。
さすがに全てをこなすのは非現実的ですが、施術後の過ごし方一つでキャビテーションの効果が大きく異なることはわかっていただけたかと思います。
たった1回の施術で太もも周りが2センチメートルも痩せた、なんて声もあるようですが、1回の施術で効果を実感している人のほとんどが日頃から足のむくみに悩んでいるケースが多く、実際には痩せるというよりもむくみ解消に効果が大きいようです。ですから本気で脂肪を落としたい人からすると、むしろ痩せたという実感が乏しく、やや期待外れという印象すら持つ人もいます。
多くのサロンでは、脚痩せ目的のキャビテーションで痩身効果を得るためには、最低でも4~6回は施術を受けることを推奨しています。施術日以外の日もサウナやヨガ教室に通ったりと、ダイエットに向けて取り組んでいる人なら、5回目の施術が終わった時点でかなりの脚痩せ効果を感じているのではないでしょうか。
個人差は本当に大きいのですが、もし体質的にキャビテーションがあっている人なら、10回を超えた頃には何センチメートルという単位で脚痩せの効果が見られる人も出てきます。スタート時のサイズもあるので、一概に何センチメートル痩せますとは言えませんが、スリムビューティハウスのサイトによると4ヶ月でマイナス10センチメートルという報告もあるようです。
いくら効果が大きいとはいえ、キャビテーションを毎日するのはおすすめしません。むしろ健康面を考えるとNGです。なぜなら、キャビテーションによって乳化された老廃物の排出がすぐには完了しないからです。体内に老廃物が増えすぎることで、肝臓には過大な負担がかかってしまいます。
また、キャビテーション施術後の数日間は、施術箇所の脂肪がとても燃焼しやすい状態になっています。ですから毎日キャビテーションを行うのではなく、キャビテーション後は運動やストレッチを重点的に行い、リンパマッサージで老廃物を排出することを意識すると、相乗効果による脚痩せが大きく期待できます。
キャビテーションの仕組みから考えても、施術の頻度はどんなに多くても週に2回が限界でしょう。身体への負担も考えると、とにかく最短の期間で痩せたいという人にしかオススメはしません。キャビテーションの効果を上手に持続させつつ、日常生活でのダイエットにも力を入れるのであれば、月に2~4回が平均的です。
1回の施術にかかる時間は約45分~60分といったところです。キャビテーションそのものは10分~15分程度で、キャビテーション以外の時間はヒートマットで血行をよくしたり、リンパマッサージでデトックスを促進することに力を入れます。
上記はあくまで平均的な数字です。キャビテーションを含め、あらゆる美容法は個々人により合う合わないがあるので、ご自分の希望やペース、生活習慣を踏まえた上でのベストを目指しましょう。
キャビテーションは個々人により効果の差が大きいことを説明してきましたが、果たして実際にどれくらい異なるのか、口コミの中から特徴的な3人の女性をピックアップしました。
30歳を過ぎてから足が太くなった気がして、キャビテーションに通うようになりました。お腹周りやヒップはまだ大丈夫なので、足だけ施術できるのは安く済んでとても助かりました。実際に足は細くなったし、リンパマッサージのおかげか最近肌の調子もいいので、お腹もお肉がついてきたらまた通おうと思ってます。
【pakさん 女性 東京都 34歳 アパレル店員】
以前から下半身太りが気になってジムに通ってるのですが、キャビテーションを始めてからは、ジムだけの時よりも本当に足が細くなってきたような気がします。キャビテーションのあとは脂肪が燃焼しやすいって教えてもらいましたが、本当に痩せるんですね。
【コーさん 女性 福岡県 23歳 事務員】
足だけキャビテーションを受けたら、実は妊娠していたとあとで判明して、とても不安になりました。結果的には全く問題なかったのですが、お腹周りのキャビテーションをする際は、よく確認してからじゃないと不安になると思います。
【まさまささん 女性 神奈川県 30歳 主婦】
キャビテーションの効果には個人差があるので、まずは足だけを試してみたいという人が多いようでした。足だけの施術であれば全身よりも安く済むので始めやすいためと考えられます。
キャビテーションで痩せるためには施術後の運動が効果的なので、ジムに行く習慣がついている人は特に効果が出るようです。
編集部
美脚にキャビテーションが有効な理由は以下の通りです。
キャビテーションは他の痩身エステと異なり、ピンポイントで痩せたい部分を狙い撃ちできるところに特徴があります。スカートやミニスカートを可愛く履くために、わざわざ足以外の部位をダイエットしても遠回りになってしまいます。
また下半身はどうしても筋肉太りに陥りがちなので、下手に運動で痩せようとすると筋肉が増えてしまうという悪循環も怖いところです。
キャビテーションは切らない脂肪吸引とも言われるように、脂肪そのものを溶かすためリバウンドの心配は無いです。他の痩身法と違い、痩せた状態を長くキープできるので、サロンに半永久的に通うわけでもありません。
編集部