バストアップについて調べると必ずと言っていいほど「クーパー靱帯」というキーワードを目にします。そもそもクーパー靱帯は何のために存在しているのでしょうか?
クーパー靱帯の役割やクーパー靱帯を守るための方法を知って、バストアップや美しいバストをキープするのに役立てましょう。
クーパー靭帯とはバストの乳腺や脂肪をまとめて支えているコラーゲン組織の束であり、バストを支えている靭帯のことです。
クーパー靭帯は一度伸びたり切れたりすると元に戻らず、その結果胸が垂れたり胸の形が崩れてしまう原因になってしまうともいわれているため、美しいバストを保つためにはクーパー靭帯を守ることが大切です。
クーパー靭帯が伸びたり切れたりしてしまう原因。それは、主にバストの重みや揺れが原因として考えられます。
自分に合ったブラジャーを着けることで、しっかりとバストをホールドすることができるので、クーパー靱帯を守ることに繋がります。ブラジャーは、大きすぎて胸の上部に隙間ができたり、小さすぎて胸を締め付けてしまうものは避けましょう。
バストを支える筋肉を鍛えられる筋トレもクーパー靱帯を守るのに効果があります。なぜなら、バストを支える筋肉を鍛えることでクーパー靱帯の負担を減らすことができるからです。こういったバストケアは若い時から行うことで、美バストを保つことができるのでおすすめです。
デリケートな靭帯なので、激しいスポーツをする時などは、伸びたり切れたりするのを防ぐためにスポーツブラを着用することをおすすめします。現在は、ふくよかなバストの人向けのスポーツブラも充実しています。
また、スポーツ時以外でもバストの揺れを防ぐ為の高設計なブラジャーも売られています。こちらは一般のブラジャーより高価になってしまいますが、修復が難しいクーパー靭帯を守る為には着用すると効果的です。
クーパー靱帯は伸びたり切れたりしてしまったら元には戻らず、取り返しがつかないことになってしまうので、日頃からクーパー靱帯を守りながら生活することが大切です。
編集部
このように、その時の状況に合わせてタイプの違うブラジャーを常に着けることで、様々な刺激によりクーパー靱帯が伸びたり切れたりするのを防ぐことができます。
クーパー靭帯に負担をかけないためには、クーパー靭帯周辺の筋肉を鍛えることが重要です。日々のストレッチにより大胸筋や小胸筋を鍛えたり肩甲骨をほぐしたりして、垂れにくいバストを作り上げましょう。
バストの土台部分にまたがって存在する筋肉を大胸筋と言い、肋骨を覆うように扇状に張り巡らされている大きな筋肉です。大胸筋にはバスト全体を支える役割があり、大胸筋が衰えるとバストが垂れる原因になります。
大胸筋を鍛えるストレッチにはさまざまな種類がありますが、ここでは、壁を使ったストレッチ方法をご紹介します。そのやり方は以下の通りです。
このストレッチは、身体をねじる動作があるため大胸筋を鍛えるとともにウエストまわりを引き締める効果も発揮します。壁があればどこでもできるストレッチなので、隙間時間をみつけて毎日コツコツ続けましょう。
肩甲骨は背中の上部の左右にある骨で、腕の骨や鎖骨とだけ繋がっています。肩甲骨が凝っていたり、硬くなっていたりすると姿勢が乱れるので、バストの形が崩れる原因になります。
また、肩甲骨の可動域が広がると大胸筋も一緒に鍛えられるため以下のようなストレッチをすることで美バストをキープしましょう。
小胸筋は大胸筋の奥にある筋肉のうちの1つです。小胸筋はバストを内側に向かって引っ張る作用があるため、大胸筋だけではなく小胸筋も鍛えることでバストの形をより良くキープすることができます。
小胸筋は大胸筋を下から支えるように存在しているため、インナーマッスルの部類に入るので鍛えるにはコツが必要なようです。
小胸筋を鍛えるストレッチは椅子を使用して行います。その方法は以下の通りです。
このストレッチは椅子さえあればどこでもできます。それぞれの動作をゆっくり行うことでしっかりと小胸筋を鍛えることができます。
小胸筋は凝りやすい筋肉のため、鍛えるとともにしっかりとほぐすことが大切です。小胸筋をほぐすストレッチは以下の通りなので試してみてください。
美胸をキープするには、バストを支えるクーパー靭帯を守ることが大切です。
クーパー靱帯を守るポイントは、ブラ選びと筋トレにあります。
ブラジャーを着用していなければ、バストの重みでクーパー靱帯が伸びる原因になるので、ブラジャーは必ず常時着けるようにしましょう。
また、時と場合に合わせてスポーツブラやナイトブラなどを用意し、ブラジャーを着け替えることが大事です。
日頃から筋トレに励み、大胸筋や小胸筋を鍛えることでクーパー靱帯に負担をかけず、バストの形をキープすることができます。この記事でご紹介した大胸筋や小胸筋の筋トレの方法をマスターし、毎日続けることが美バストをキープすることに繋がるのです。
クーパー靭帯を切ってしまわないために、ブラ選びと筋トレはできるだけ早く始めるのがおすすめです。