昔から吸い玉として知られているカッピングは別名、解毒玉とも呼ばれています。名前から連想できるように体の解毒、デトックスに大きな効果を発揮してくれることで長い間多くの人から支持されてきました。
最近では、そのカッピングが美容やダイエットに効果的であるとのことで、多くのエステサロンが導入している美容法ですが、「気にはなっても毎回エステサロンや鍼灸医院に通うのは面倒」「サロン通いにはコストがかかり過ぎるから現実的なダイエットとして取り入れられない」と悩んでいる人も安心してください!カッピングは、道具さえあれば誰でも簡単にセルフエステができます。
編集部
背中に大量のカップをつけて空気を抜くカッピング。「1人でするのは難しそう」と思われがちですが、カッピングは本当に簡単。コツさえ掴んでしまえば、セルフでする場合もほんの数分で準備ができるようになります。
ただし、カッピングは始めからセルフでしてしまうと、間違ったやり方をしてしまう危険性があります。適当にカップの玉を肌に吸わせればいいものではありません。正しい使い方をしなければ、せっかくの効果も期待できなくなります。
また、カップの吸着時間も人それぞれ異なってきます。その人の肌質や血管の状態などによって適正な時間があります。やり過ぎてしまうことで水ぶくれができてしまうこともしばしば。できれば、1度、エステサロンや鍼灸医院などでお試しを受けてだいたいの要領を把握してくることをおススメします。
カッピングの吸い玉にはガラス・シリコン・プラスチックと3種類のカップがあります。
エステサロンや鍼灸医院ではガラス製の使用も多くみられますが、自宅用にしては値段が高くなってしまいます。そのためセルフカッピングにはシリコン製かプラスチック製のお手頃な商品がおススメ。
シリコン製は最も低価格で気軽に試せるカッピングです。シリコンの柔らかいカップをつまんで肌に吸着させるだけです。初めて試すには手頃で簡単に始められるでしょう。
プラスチック製はシリコン製より少し固めで空気を抜く時には専用のポンプが必要になります。その分、シリコン製より肌への吸着する圧力が強く、血行促進効果もプラスチック製の方が大きい効果を得られるようになります。
すぐに始めたい人はシリコン製でお試しするとよいでしょう。自宅でもエステサロンの施術に近い効果がほしい人は、少し値段は高くなりますがプラスチック製の使用をおススメします。
カッピングの手順は以下の2ステップです。
よりカッピングの効果を高める方法として、肌に吸着させる前に、カップを40度程度のお湯で温めておくと効果がアップします。小さなひと手間ですが、効果は抜群なのでこのひとてまは惜しまず加える事をおススメします!また体を温めたお風呂上りの施術でも効果アップが期待できます。
なお、カップを付ける位置・吸着させている放置時間は個人により正確な情報が異なります。そのため、よりよい結果を出すために自分に合った方法で実行できるように、エステサロンの体験に行くなどして事前調査をしておきましょう。
編集部
吸い玉に掴みやすいようにカップ部分が柔らかく長めになっており、自宅で簡単にカッピングできることで話題になっています。
好きなオイルやローション、ボディーソープなどで滑りやすくしてから使用しましょう。カップを肌身密着させたらそのままの状態で上下左右にと、色んな方向へ滑らせていきます。最後は必ず心臓に向かって滑らせ、もう一度カップをつまんで肌から離します。この作業を全身の気になる部分へ繰り返し行いましょう。
吸いつけたままですと跡が付く可能性がありますので、肌に密着させているときは必ずスライドさせるようにしてください。
圧縮されている吸い玉をスライドさせればマッサージ効果も上がり、セルライトへの刺激もアップ。むくみ改善効果もあります。この時シリコン製の吸い玉を使うとで湯船の中で使うことができます。お風呂タイムに活用できるのも嬉しいところです。
シリコン製の吸い玉でおすすめなのが、手頃で使いやすいと人気な「キュラット」と「セルフラット」の2点になります。
キュラット楽天市場では1,398円(税込)で販売されています。
セルフラットは2個入りで販売。アマゾンでは2,592円(税込)で販売されています。
カッピングの後には個人差はあるものの吸い玉の跡がつきます。ほんのりと薄いピンク色であれば血行に問題はありません。しかし、その色が赤、紫、と黒い色に近づくにつれて血行が悪いという証拠になります。
黒に近い色をしている跡のあたりの血の流れはドロドロになっているため、繰り返し施術することで少しずつ治療していきましょう。
なお、全く色に変化がないという場合。こちらも繰り返しの使用でどんどん反応が出てくるようになり、結果的には薄ピンク色へ改善させることができるでしょう。問題がないように見えて大問題なのです。脂肪が厚すぎて血の流れがスムーズに行ってないというSOSサインになります。よほど血液の循環ができていない体であるという証拠にもなります。
編集部
反応無し~色の黒い場所を中心的に施術することを心掛けることで、まるでエステサロンに行ったかのようなよりよい効果を発揮できるようになります。
カッピングに興味を持ってネットなどで調べる場合「血抜き」というフレーズを目にすることが増えてくるでしょう。「血抜き(瀉血)」は、別名メディカルカッピングと呼ばれる治療法です。特殊な専用の小さな針で皮膚を傷付けてからカッピングする方法になり、通常のカッピングよりも効果が出やすいとされています。
これは血行を良くするのではなく、体内の汚れて濁っている血液をそのまま体外に吸いだして排出する方法です。外から針を刺して皮膚を傷付けてからの施術になるので内出血がひどくなり、カッピング後の跡もひどくなります。
跡が消えるまで1ヶ月以上時間が必要になってきます。それでも即効的に体の中が綺麗になってより血液やリンパの循環が良くなるため、セルフで行っている人もいます。
編集部
他人にするのではなく自分自身にセルフで行う場合だと、違法にはなりませんがリスクが高いです。そもそも医師免許が必要な施術を下手に素人が手を出すと肌を傷付けすぎたり、跡が消えなくなったりと、何らかのリスクを背負ってしまう危険性があります。
どうしてもセルフで行うという場合には鍼灸医院の先生など、専門家の指示を受けてください。貧血になる心配もありますので、施術期間も必ず1週間以上あけて行うようにしましょう。
ただ皮膚を真空状態にして圧をかけているだけなので、仕様としては特に気にするような副作用がないように思えますが、ダイエットにも美容にも健康にも、優れた効果が期待できるカッピングは過度に施術することで体へ悪影響を及ぼす場合があります。
自宅で行う場合には、メリットだけではなくデメリットやリスクなどもきちんと理解しておくことが必要になります。カッピングの副作用は以下の3つです。
血行の循環を良くしてくれるカッピングですが、副作用として最も代表的なものが「施術後に跡が残る」ということです。これは一時的な現象なので数日から数週間で自然に消えていきます。
しかし、その間、赤黒い斑点が体に残っている状態になります。施術時間や空気を抜く量が自分の体に見合っていないときには、内出血が酷くなるとともに肌表面にダメージが出てしまいますので注意が必要です。
施術後の跡が気になる人は毎日湯船の中で半身浴マッサージするなど、血行を良くすることを意識してみましょう。繰り返し毎日行うことで少しずつ跡が消えていきます。
皮膚科に相談することで血行をよくする薬を処方してもらうことができます。診察時には「内出血の跡を消したい」ことを伝えると話がスムーズになります。
ただし、この方法はいずれも即効性はないので、どうしても露出する部分の跡を消したい場合にはコンシーラーを使ってください。最初からドレスなど露出の高い服を着る予定がある場合には、カッピングを行う日程を調整しましょう。
カッピング後にはめまいや倦怠感が出てくる場合があります。人によっては我慢できない程の強烈な眠気に襲われることもあります。
血行の循環が一気に改善されることから、体は急激にだるくなることが多く見られます。すこしのかゆみや、ふらつく感覚はだいたい24時間ほどで少しずつ落ち着いてきます。カッピング後は自宅でゆっくりするリラックスタイムにしてみてください。
カッピングには基本的に大きなリスクはありませんが、セルフで行う場合や情報不足の素人が行う場合には、感染症を引き起こす危険性があります。
カッピングは肌を吸引して血行をよくする仕様ですが、その力が強くなりすぎることで水ぶくれができてしまうこともあります。水ぶくれができているにも関わらず、そのままカッピングを継続してしまうことで水ぶくれが破裂し、そこから何らかの菌が付着することで感染症になる恐れがあります。
水ぶくれができてしまった際はすぐにカッピングは中止をし、水ぶくれが完治するまで行わないようにしましょう。またカッピングをする際にはきちんと治ってから、施術方法と自分に合った使い方を再確認した上で、改めて挑戦してください。
編集部
カッピングでデトックスされた体は、全体がリラックスしている「休息状態」になっています。自分が思っている以上に体は「お休みモード」になっています。
そのため、カッピング後に急激な激しい運動を行うことは控えてください。急に汗をかくような運動をすると、気分が悪くなったり最悪の場合、予想外のケガをしてしまう危険性もでてきてしまいます。カッピング後は少なくとも1時間以上は体を休ませる安静タイムを作ってあげましょう。
激しい運動を制限される理由と同じ理由で飲酒の制限もあります。カッピング後には予定を入れないなど、始めからスケジュール調整をしておくことが大切です。