ハイパーナイフは痩身エステで人気の施術です。しかし、ハイパーナイフはハンドマッサージやサウナとは違い仕組みが複雑な痩身マシン。効果や必要な回数、料金や副作用などいろいろと気になるところです。
編集部
ハイパーナイフとは、電極から高周波を出すことで体内の脂肪を温めてほぐす痩身マシンのことです。顔や体の痩身はもちろん、固まってしまったセルライトにも効果的。脂肪が多く、痩せにくい太ももや二の腕などの部分痩せも可能です。
ハイパーナイフは短期間でも痩身効果が出やすいため、体の露出が多くなる夏の季節の前や、ブライダルの直前、デートの前などすぐに効果が欲しいひとにはおすすめです。
ハイパーナイフは部分的な施術にも適しています。電極板を使わずヘッドを直接体にあてて高周波をながしますのでスタイルの気になるパーツや、顔にも使用することができます。ほかのマシンでは施術がむずかしいアゴしたや、お顔周りなど気になる細部にアプローチすることが可能です。
ハイパーナイフは高周波を流し体を温める機能があることから、血流の改善やリンパの流れの改善、老廃物の除去にも効果があるといわれています。そのため痩身効果だけでなく、お肌へへも影響を与えてハリとツヤのある毎日に導いてくれます。
また、体を温め血流を促すことから、肩こりの軽減や、むくみの軽減効果も報告されています。老廃物が体から排出されることで、疲れが軽減した、体が軽く感じるなどの嬉しい口コミもみられます。
ハイパーナイフ施術は同じ高周波痩身マシンのラジオ波よりさらに効果が期待できるといわれています。また、肝臓への負担が心配されるキャビテーションと違って体への影響も少ないのが特徴です。
ただ、ハイパーナイフには持続性がないため施術後も継続的なケアが必要になります。いつも通りの生活をしているとリバウンドしてしまうので注意しましょう。
ハイパーナイフを使ったエステは5,000円程度から探すことができます。施術の内容や、費用でカバーできる範囲がサロンによって異なります。お試し施術のあるサロンなどで施術内容や、価格に含まれる内容をチェックしてから施術を受けるのがおすすめです。
料金をチェックする際のポイントは以下の2つです。
お試し施術があるエステサロンでは、お試し施術の費用を安く設定している場合があります。お試しだけを受けるつもりであれば問題ありませんが、その後、効果を求めてしばらく通うのであれば正規料金が重要です。「いまだけキャンペーン価格」があるエステサロンについても同様です。キャンペーン価格の適用範囲について確認してください。
エステサロンを選ぶ際には、今後実際に施術を受けるために何度か通った場合にかかる費用が大切です。お試しの値段に迷わされず、通常通う場合の施術費用をエステサロンに尋ねるようにしましょう。
安いと思って確認してみると記述された価格は部分的な施術費用だった、ということがあります。1か所○○円などの場合は、施術範囲が広がったり、回数を重ねたりすることで金額が積み重なり、考えていたよりも高額になります。
また、基本料金、月会費などの名目でハイパーナイフ施術費以外の費用が必ず加算される仕組みの料金形態を設置しているエステサロンもあります。一回の施術でトータルいくらかかるのかを、施術の前にきちんと確認しておきましょう。
ハイパーナイフを受けるおすすめの回数は3~5回以上です。ハイパーナイフを使った施術は即効性があり、1回でも効果が実感できる可能性があります。しかし、3回~5回以上施術を受けることでより効果が実感できるようになります。
施術効果を更に高めるため、最初は週に1~2回の間隔で施術を受けるのがおすすめです。
エステで使われるハイパーナイフは、安全な出力に設定されているので、危険なものではありません。 しかし、体質や体調によっては稀に副作用が出ることも。考えられる副作用やデメリットは以下の通りです。
肌荒れ
ハイパーナイフによる施術では、では使用する金属ヘッドやクリームを使用します。金属アレルギーをお持ちの方や敏感肌の方は肌荒れを起こす可能性があるため、事前にエステサロンスタッフへ伝えておきましょう。
一時的な疲労感や倦怠感
ハイパーナイフは脂肪を効率的に燃焼させてくれますが、エネルギー消費をともない運動後の様な疲労感が残ります。 人によって感じ方は様々ですが、マラソンやプールの後のダルい感じが続く方が多いようです。
一時的な揉み返しの感覚
ハイパーナイフは体内で振動を起こして体をほぐす効果があります。 それにより、揉み返しのような感覚が体に出ることがあります。
体調の悪化
ハイパーナイフは運動ではありませんが、体に刺激を与えエネルギーを消費させます。もともと体調が悪い場合は、疲労感やダルさ、吐き気などの副作用が出る可能性があります。
※なお、ハイパーナイフ施術中は脂肪を温めるため体内から熱さを感じます。これはハイパーナイフが効いている証拠ですが、肌表面が熱い場合は何らかの肌トラブルが起きている可能性が。肌が熱いと感じたらすぐにエステサロンスタッフへ伝えてください。
生理中にハイパーナイフを受けるメリットは、生理痛の緩和と説明するエステサロンが多いです。 これは体内を温めることで、むくみを解消したり生理痛が軽くなるという効果が見られるからです。しかし、以下の理由から生理中のハイパーナイフは避けるべきだと言えます。
痩身効果が出にくい
生理中は体の水分が増えてむくみが多い期間です。この期間はどのようなダイエットでも効果を実感しにくいため、せっかくのハイパーナイフでも効果を感じられない可能性があります。
肌が荒れやすい
生理中はいつもより肌が敏感になっています。普段は問題ない方でも、生理中は肌に赤みや内出血が起こる可能性があります。
体調が悪くなりやすい
生理中は腹痛、腰痛、頭痛の他にも目眩や吐きけ、貧血になる方がいます。出血が増えることで貧血がひどくなったり、目眩がする可能性があります。
ハイパーナイフには多少の副作用がありますが、大きな怪我や病気につながる副作用やデメリットはありません。体質や体調によって副作用が出てしまう場合があるので、自分で知識をつけたりエステサロンに相談することが大切です。
今は多くのエステサロンで体験エステが受けられます。ハイパーナイフの体験施術をして自分に合っているのか、副作用は出ないのか、一度試してみてください。
ハイパーナイフとキャビテーションの違いは、まず名称にあります。ハイパーナイフはマシンの名称のことで、キャビテーションは脂肪細胞に働きかける技術の名称のことです。
また、施術としての違いもあります。ハイパーナイフは脂肪を温めて代謝アップすることで痩身しますが、キャビテーションは脂肪を細かくしてから排出することで痩身します。
ハイパーナイフは即効性があり持続性が弱いです。1回の施術でむくみが解消され痩身効果を実感できる人が多いですが、小さくなった脂肪細胞が大きくなるのは時間の問題になってしまいます。維持するために定期的にメンテナンスとしてハイパーナイフ施術を受けるか、自宅で行えるセルフケアと食事制限を徹底するなど、何らかのケアは必要になってきます。
一方、キャビテーションは即効性がなく持続性が高いです。痩身効果を実感できるまでは2~3ヶ月時間が必要になります。溶解した脂肪による肝臓への負荷リスクも避けるため、数回に分けて施術を行う必要があるためです。1パーツあたり3回から6回が目安になります。しかし、キャビテーションはリバウンドしない痩身エステとして名高い施術です。
エステサロンによって金額設定は異なりますが、一般的な相場としてハイパーナイフは1回5,000円~1万円、キャビテーションは1回1万円~2万円あたりになります。
キャビテーションの方が少し高めの設定となっています。回数が必要になってくるので総額費用もかかってしまいますが、リバウンドリスクも少なく妥当な値段と言えます。
ハイパーナイフは電磁波、キャビテーションは超音波による施術となります。電磁波により脂肪を温め、老廃物をと一緒に排出させるのがハイパーナイフで超音波により脂肪を破壊して排出させるのがキャビテーションです。
ハイパーナイフとキャビテーションには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
ハイパーナイフ | キャビテーション | |
---|---|---|
メリット | ・即効性がある ・血流・リンパの流れの改善など痩身以外の効果も豊富 |
・持続性がある ・痛みや施術後のダウンタイムがない |
デメリット | ・持続性がない ・継続的なメンテナンスとダイエット意思が必要 ・一時的な疲労感が出ることがある |
・即効性がない ・痩身以外の効果がない ・肝臓や胃に負担がかかる |
ハイパーナイフは即効性があるといわれますので、すぐに効果を実感することができます。効果を出したい場所にピンポイントで施術することができるため、短期間で部分痩せしたい時にはハイパーナイフがおすすめです。
編集部