ラジオ波とは、周波数30~300MHZの電磁波のことを指します。ラジオ波を使った施術は周波数によって目的が異なり、0.4~1MHZの低い周波数では体の深部を温めて代謝を高め、老廃物の排出を促します。周波数が低いラジオ波は家庭用のラジオ波に使われていて、加熱の強さも控えめな点が特徴です。
一方ラジオ波の中には、エステサロンで使われる高い周波数の施術もあります。高い周波数のラジオ波は体のより深い部分で熱を発生させられるため、部分痩せに力を発揮します。
編集部
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またラジオ波フェイシャル施術では、ラジオ波で顔の温度を温めることでヒートショックプロテインを引き起こし、肌のハリとつやを高める働きも期待できます。ヒートショックプロテインとは、体温が38.5℃以上の状態が10分以上続いてたんぱく質が傷つき、修復が始まる現象を指します。
肌をハリやツヤを作っているコラーゲンはたんぱく質でできているため、壊れたたんぱく質が修復されて新しくなるとコラーゲンが生まれ変わり、肌のハリやつやを高められるのです。
ラジオ波の効果は個人差がありますが、施術3回目から小顔効果を実感する人が多いです。
またラジオ波施術の持続性については、初回の施術で1~2週間程度、3か月目以降からは1回の施術で1~3か月程度が目安とされています。
ラジオ波施術の副作用が起きる可能性は低く、基本的には安全に利用できます。稀に起こる可能性があるものは、以下の通りです。
また、ラジオ波そのものは人体に害を与えませんが、エステ機材に金属を使用していることや禁忌事項があることで施術を受けられない人が定められています。
ラジオ波施術を受けられない人
この他にも、生理中や脱毛施術の直後、日焼け中のように肌が敏感になっているときは、ラジオ波の施術を受ける前に医師と相談してください。
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エステサロンでは、強引な勧誘によってコースを契約させられたというトラブルが発生することがあります。
エステサロンを選ぶ時は口コミで利用者の評判を参照したり、日本エステティック機構(JEO)が発行している認証マークの有無を確認するようにしましょう。JEO認証が発行されているエステサロンは、JEOのホームページから確認できます。
JEOは認証に対して独自の基準を定めており、認証を発行するエステサロンが健全な運営をしているかを審査しています。JEO認証の基準には、強引な勧誘の有無・店内の清潔さ・エステティシャンの教育水準の高さといった合計7つの審査項目が制定されています。
ラジオ波施術で副作用が発生する可能性は極めて低いですが、0ではありません。万が一副作用が発生して肌に異常が現れた場合、サロンではどのような保障が行われるのかを必ず確認しましょう。
ラジオ波は誰でもできる施術ではなく、禁忌事項によって施術が出来ないケースもあります。いきなりラジオ波施術を勧めてくるのではなく、最初に禁忌事項や副作用の説明を丁寧に行うエステサロンを選んでください。
施術の料金体系は、エステサロンによって異なります。ラジオ波施術を受けるときは、施術の料金体系を確認しましょう。施術の料金が回数制か・月額制かに加えて、オプション料金も合わせて確認してください。
オプションを利用するかしないかは施術を受ける側で決定することなので、「施術料金とオプション料金が別か」も確認しておきたいポイントです。
医療はもちろん、美容にも利用されているラジオ波施術。副作用の心配が極めて低く、気になる部分に対して集中的に施術を望む方にお勧めの手段です。
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