インターネット社会と言われる現代において、巻き肩はその代償とも言えます。この巻き肩は意識して矯正しないと猫背になるだけでなく、凝りからくるさまざまな症状の原因にもなります。
そもそも巻き肩とは何なのか、バストアップにはどのような影響があるのか解説していきます。
また、具体的な巻き肩のチェック方法と治し方も紹介します。
まず、私達を取り巻く環境はインターネットに支配されていると言っても過言ではありません。
仕事や学校、また家庭においても今や年代問わず、このインターネットから情報を収集することが当たり前になっています。つまり、四六時中スマートフォンやタブレット、パソコンと向き合って日常生活を送っているわけです。
これにより、私たちは知らず知らずのうちに肩が前方内側に巻き込まれたような姿勢をとり続けていることになります。
編集部
この歪みが生じた状態を巻き肩と呼び、巻き肩は私達にあらゆる悪影響をもたらします。
巻き肩になると、私たちの体には不自然な歪みが生じます。肩甲骨は八の字を描くように外側に開き、肩はみぞおち側へと捻れています。
そうすると肩甲骨と背骨の間にある筋肉が強張り、猫背になる他、肩甲骨の間に存在する代謝を司る褐色脂肪細胞の機能が低下してしまいます。それに加え、巻き肩の歪みはバストを支える大胸筋や小胸筋を強張らせてしまいます。
この張りが筋肉の機能を低下させるとバストが下垂します。これ以外にもこの歪みは、肩や首の凝り、頭痛などを引き起こします。
また、めまいや耳鳴りといった症状が現れることもあり、酷いと頚椎ヘルニアや自律神経失調症などの病気の引き金になる危険性もあるのです。
編集部
巻き肩の恐ろしいところは、知らず知らずのうちに進行していることから、普段悩まされている肩凝りなどの不調や美容面の悩みの本当の原因が巻き肩にあるという事実に気付きにくいという点です。
肩凝りを始めとする不調が続く方や、小さい胸で悩んでいてバストアップのためにいろいろ試してはいるが効果がなかなか出ない方、太りやすくダイエットがなかなか成功しない方は自分が巻き肩かどうかチェックしましょう。
【方法①】
全身が映る鏡の前に立ち、全身の力を抜いた状態にします。
ここで、巻き肩の人は身体の側面にあるはずの手が、前方にあるために手の甲が鏡に映ってしまいます。
【方法②】
全身が映る鏡の前に立ち、全身の力を抜いた状態もし全身を映せる鏡がない場合は壁にかかと、お尻、背中、肩、頭の順に付けてみて下さい。
肩が壁から離れていて付けるのにかなりの力を要するのであれば、それは巻き肩による歪みが生じている状態にあると言えます。
編集部
「巻き肩かも知れない…」と感じた方は巻き肩矯正術を試してみましょう。
巻き肩を矯正するには普段意識して姿勢を正すことも大切です。肩甲骨同士を少し内側に寄せるような感じの姿勢をキープしてみましょう。また、巻き肩を改善するエクササイズもあります。例えば、大胸筋のストレッチや肩甲骨ストレッチは自宅で簡単にできるのでお勧めです。
※この際重心を少し前にかけるとよりストレッチ効果が上がります。
巻き肩であれば早めにストレッチで矯正する必要があります。ストレッチで巻き肩を矯正すると肩こりや頭痛を改善することができ、バストアップやダイエット効果も期待できます。
そのため、巻き肩を矯正することで思い描いているようなバストやスタイルを手に入れやすくなります。
インターネット社会に生きている女性にとって巻き肩は、女性の美しさを阻む要素と言っても過言ではありません。バストアップしたいのになかなか成功しない、あまり食べていないのに太りやすいなど、一見、加齢や生活習慣などにその原因を落着させてしまいがちですが、実は巻き肩に原因があるかもしれません。
巻き肩は、パソコンやスマートフォンなどの身近なアイテムにより起こる弊害だけに、習慣化しやすく、猫背になる前に早めにケアすることをお勧めします。
編集部
紹介したストレッチと合わせて、バストアップマッサージも合わせて行うことで、さらなるバストアップ効果が期待できるのでおすすめです。
巻き肩は肩凝りなどの健康面だけでなく、小さい胸や太りやすいなどの美容面にも多大なる影響を及ぼします。
バストアップなど女性が美しさを追求する上で必要なのは、規則正しい生活や正しい姿勢など、人間が本来在るべき姿がベースにあることです。巻き肩はしっかり矯正しましょう。