バストを支えるワイヤーが入っていないノンワイヤーブラジャーは、締め付けがないため苦しくなく、着け心地が良い点がメリットです。
最近では、ブラレットやブラトップといった可愛くて着心地のよいノンワイヤーブラも登場し、多くの女性に人気です。
しかし、ノンワイヤーブラジャーを着用することで起こるデメリットも当然存在します。
編集部
ブラジャーにワイヤーが入っていないことのメリットやデメリット、ノンワイヤーブラジャーをおすすめしたい人について解説していきます。
ノンワイヤーブラはその名の通りワイヤーが入っていないので、胸周りが締め付けられず、苦しくありません。ワイヤーの入ったブラジャーの場合、自分にぴったり合ったサイズのものでないと、ワイヤーによって変に締め付けられて一日中苦しい思いをしながら過ごさなければなりません。
ブラジャーのサイズが胸に合っている場合でも、ブラジャーにワイヤーが入っていると、ワイヤー部分が擦れたり皮膚にくいこんだりして痛いこともあります。ブラジャーにワイヤーが入っていなければ、当然痛い思いをする心配はありません。
また、ノンワイヤーブラは伸縮性にも優れているので、体をねじったり激しく運動したりしてもずれにくく、もしずれてしまっても、服の上から位置を調整しやすくて便利です。よく伸びるので、胸の重さがダイレクトに肩にかかりにくく、ノンワイヤーブラジャーを着けることで肩こりが軽減されるという利点もあります。
ノンワイヤーブラは自分のバストにぴったり合ったものを見つけるのが簡単です。ワイヤー入りのブラジャーは、A65やB70などのサイズ表記がありますが、自分のバストサイズに合っているはずのものが、実際に着けてみると自分の胸に合わないといったことがよくあります。
サイズの表記が同じでも、メーカーや商品によって、自分が感じるサイズ感が違うという事態がよく起こるのがワイヤー入りのブラジャーの特徴です。ワイヤー入りのブラジャーを購入する際には、必ず試着しないと、体に合わない商品を買ってしまう恐れがあります。
しかし、ノンワイヤーブラなら、サイズの表記はS、M、L等といった大まかなものになります。だいたい自分の体型に合いそうなサイズのノンワイヤーブラジャーを選べば、違和感なく着用出来ることが多いです。
場合によっては試着をしないで買っても体に合うので、例えば通販で購入したとしても失敗しにくいという利点があります。
ノンワイヤーブラジャーはワイヤーが入っていないため、ブラジャーの形が歪まないというメリットもあります。
ワイヤー入りブラジャーは、長く使ったり、何度も洗濯したりすることで、ワイヤーの形が歪んでしまい、胸をしっかり支えられなくなったりワイヤーが胸に当たって痛くなってしまったりすることもあります。
編集部
ノンワイヤーブラジャーならワイヤーが変形する心配もなく、ワイヤーのせいで胸の形が崩れてしまうこともありません。
ノンワイヤーブラは体への負担が少なく優しい着け心地が人気ですが、デメリットもいくつかあります。
ノンワイヤーブラジャーは、ワイヤー入りのブラジャーに比べると胸を支える力が弱いというデメリットがあります。ブラジャーにワイヤーが入っていると胸を下からしっかり支えるので、胸の形をキープし、服の上からでも胸を綺麗に見せることができます。
また、ワイヤー入りのブラジャーには胸を寄せて上げ、谷間をつくったり、大きく見せたりする効果もあります。
しかし、ブラジャーにワイヤーが入っていなければそうはいきません。ノンワイヤーブラは胸を支える力が弱いので、トップバストの位置を上げたり、寄せて谷間をつくったりと、バストの形を作るのは難しくなります。
また、ノンワイヤーブラを着けていると胸の位置が安定しにくいため、体を動かすことで胸が揺れるとそれが気になってしまうこともあります。
ノンワイヤーブラだけをずっと付けていると、胸が垂れたり形が崩れたりしやすいとよく言われます。
クーパー靭帯というコラーゲン繊維の束で吊り上げるようにして支えられている胸は、妊娠や授乳、激しい運動による揺れ等の刺激が原因で、伸びたり切れたりすることがあり、一度そうなると元に戻りません。
ワイヤー入りブラジャーはしっかり胸をホールドするのでそのクーパー靭帯をダメージから守る効果が高いのですが、胸の重みを支える力が少ないノンワイヤーブラジャーだけをいつも着けていると、クーパー靭帯が伸びてしまい胸が垂れる原因となってしまいます。
また、寝ている間もバストは寝返りによって上下左右に動くので、ナイトブラを着用しないとクーパー靱帯が伸びてしまい、胸が垂れたり胸の形が崩れたりする可能性があります。
胸を締め付けないノンワイヤーブラは、妊婦さんや授乳中の人に特におすすめしたいブラジャーです。
理由としては主にこちらの2つです。
妊婦さんの胸は、短期間のうちに大きく急に変化します。ワイヤーが無い方が胸が自由に大きくなることを妨げないためです。
また、赤ちゃんへの授乳中にも1日の間で胸の大きさはかなり変化します。
母乳が溜まることで胸が急に大きくなり、痛い程張ってしまうこともあるので、伸縮性のあるノンワイヤーブラジャーを付けていると安心です。
赤ちゃんへ授乳をする時もワイヤーが無いノンワイヤーブラジャーを着けている方が、すぐにブラジャーをずらしたり脱いだりしやすくて便利、と口コミでも評判です。
しかも、胸への締め付けが少ない方が、胸を締め付ける下着を着けている時より血流が良くなるので母乳が作られやすく、その点においてもノンワイヤーブラジャーは授乳中の女性に向いているといえます。
ノンワイヤーブラのメリットとデメリットをまとめた結果をお伝えします。
ノンワイヤーブラジャーのメリットは多いですが、胸が垂れる可能性があるのは非常に大きな問題です。クーパー靭帯は一度切れてしまうと元に戻らないため、十分に注意する必要があります。
また、ノンワイヤーブラジャーはバストを持ち上げたり寄せたりすることができないため、バストラインを美しく見せたい人には不向きです。